今日は制度の話
- 代表 大野孝徳
- 2017年8月9日
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8月4日に第144回社会保障審議会介護給付費分科会が開催され、議事録が公開されました。

介護老人保健施設、特定施設入居者生活介護、介護療養型医療施設、介護医療院について話し合いが行なわれたようです。 <介護老人保健施設の論点> (1)介護老人保健施設における在宅復帰・在宅療養支援の役割機能をより強化していく観点から、報酬体系の簡素化にも配慮しつつ、その機能の評価の在り方について、どのように考えるか。 (2)通所・訪問リハビリテーションにおいて、心身機能へのアプローチのみならず活動・参加にも着目したリハビリテーションを推進する観点から、リハビリテーションマネジメントの強化を評価していることを踏まえ、介護老人保健施設で提供されるリハビリテーションについてどのように考えるか。 (3)かかりつけ医との連携を含め、介護老人保健施設で提供される医療について、どのように考えるか。 (1)については、「よりきめ細かい機能設定を行なうべき」「退院前カンファレンスなど、在宅復帰に向けたプロセスの評価」という意見が挙がりました。また、在宅復帰率の高い施設は自宅からの入所が多いことについて、「在宅復帰がしやすい入所者の選別が行われているのではないか」という可能性を指摘する意見も挙がったそうです。また、入所前の居場所・退所後の居場所についてサービス付き高齢者住宅か自宅などより詳細に調査する必要があるとの意見も挙がりました。 (2)については、「医師がしっかりと関与したリハビリ、リハビリマネジメントを強化すべき」という意見や「在宅復帰の要となる排泄へのアプローチを評価すべき」「退所前後の訪問指導などを強化すべき」との意見が挙がりました。 (3)については、かかりつけ医との連携が十分に図れていないいという調査結果から、お互いが納得いくよう、かかりつけ医との連携を強化すべき」との意見や診療報酬で行なわれている減薬を行なった場合の評価を介護報酬においても取り入れ「減薬の評価を新設すべき」という意見などが挙がりました。 デイサービスの議論も次回改定に向けて進んでいるそうで、来年度の改定は医療と介護の同時改定ですので、従事する人は周辺事業・医療分野の動向にも引き続き注視をして、制度が求める【自立支援・重度化防止に向けた質の高いサービス】の提供ができるよう、勉強しなければいけません❗ 【働ければいい】、【何も出来ないから】。こんな言葉を発しててはいけない時代になります。 私たちスタッフがスキルアップをして、利用者にサービス提供をし、【改善】が見えないと【減算】されるかもしれませんよ❗❗ さぁ、みなさん何処で勉強しますか? #介護・医療ダブル改定 #スキルアップ #介護予防指導 #加算・減算
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